古い家具や道具、流木や石ころなどの自然の造形物からインスピレーションを受け

家具や照明、オブジェなどのを製作をしています。

古い家具を触っていると一つ一つ作った人の技術や癖、性格まで感じることがあります。

気がつかないような小さな部分に細やかな細工がしてあったり

つぎはぎのように大事に修理されていたり、見えない所が丁寧に仕上げられていたり。

そんな家具に出会うと、とても愛おしい気持ちになります。

埃まみれでここに運ばれてきた家具は

子ども達が貼ったのであろうキャラクターのシールをはがしたり(かわいいけど)

落書きを消したり、汚れて真っ黒だったガラスをきれいに拭いたり、

小さな金物を取り外して、店主が手作業で塗装をはがします。(方法は企業秘密です。。)

バラバラになりかけていた所は補修して丁寧にやすりをかけ、

金物をひとつずつ付けなおして、木くずを落として。

そうして生まれ変わった家具はどれも一点物です。

中には、手放したくないような素敵な出会いもあります。

古い家具に携わる仕事につけてよかったなと感じる瞬間です。

そんなワクワクするようなものを、自分たちの手でも作れたらと

小さな遊び心や閃きから生まれる物づくりは、これからも続きます。

廃業した金物店から出てきた、しびれるようなデザインと技術の詰まったドアノブや

倉庫に眠っていた沢山の古いネジや取手や鍵

つむぎ商會の店の中はそんな物であふれています。

店主が若い頃、旅先で買った金物を蚤の市で売った事が始まりでした。

もう作られることの事のなかったマイナスネジは、無くしたくなかったので

話を聞いてくれた町工場に依頼して復刻しました。

建築金物から用途不明の金物まで

デッドストックの金物の種類と数は、国内でもトップレベルに入る自信があります。

いまだ使ったことのない物や、一度も売れたことのない物もあります。

我こそは、と使ってくれる人(買ってくれる人)ぜひお待ちしております。

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