変わったドアノブプレートです。アール・デコの特徴的な装飾模様です。当時のもので、大正末期から昭和初期のものと思われます。ドアノブプレートといえば真鍮プレートが一般的ですが、これは鉄製です。セットアップしようにもどんな握り玉が合うのやら、ピカピカの真鍮はちょっと違うかなと。小ぶりなガラスのノブとかどうかしら。以前どこかの古い建築で見たことがある気がするのですが。
以下wikiアール・デコより
「アール・デコは、装飾ではなく規格化された形態を重視する機能的モダニズムの論理に合わないことから、流行が去ると過去の悪趣味な装飾と捉えられた。従来の美術史、デザイン史では全く評価されることもなかったが、1966年、パリで開催された「25年代展」以降、モダンデザイン批判やポスト・モダニズムの流れの中で再評価が進められてきた。」ふむふむ。
追記
よくよく見るとかなり凝ったデザインですね。葉っぱや花の図柄も面白いですし、鍵穴の部分が末広がりに伸びておりタワー型に見えます。通常プレートの固定は4ヶ所ネジ穴が切ってあることが多いですが、こちらは2ヶ所です。ネジ穴と鍵穴とドアノブの円形が一直線上に並ぶように配置を意識したデザインでしょうか。古い洋風建築のテラコッタを見ているようです。テラコッタをあしらった建築に調和するように金物もデザインされていたんでしょうか。渡来品の可能性もあります。

Written on 7月 30th, 2012 , 未分類

トイレの表示器。これも金物です。「あき・使用中」の表記のものがほとんどですが、これは「スマキア・ンセマキア」です。今どきの中学生がみたら何語かわからんでしょう。右横書きなんで戦前でしょう。下の指マークもユニークです。表示器も付属の鍵も大きく、きっと立派なトイレのドアに取り付けられたのでしょう。和式だったのか、洋式だったのか。気になります。

Written on 7月 29th, 2012 , 未分類

特大サイズの太鼓錠です。このサイズの太鼓錠自体も珍しいものですが、このデザインは特に珍しいものだと思います。鍵穴の部分が戦闘機の形に打ち抜かれ、翼部分には機関砲のような部分も確認できます。中心から外側に向かって光が放射状に伸びており、大空を飛び交う戦闘機の勇敢な様をモティーフにしています。また鍵の方は真鍮の鋳物です。たぶん昭和の十年代のものだと思います。もう少し後のものになると鉄板を打ち抜いた板カギと呼ばれるものが主流になってきます。戦況のよかった頃に勝利への願いを込めて製造されたのでしょうか。「S.S.C」と刻印されているのですが、メーカーのことなのか、飛行部隊のイニシャルなのか。さっぱりです。どなたかご存知の方おられましたらご教授願いたく思います。
ブログのネタの偏りが気になります。。。。

Written on 7月 29th, 2012 , 未分類

鍵のご紹介です。本体が丸いタイプの鍵を太鼓錠と呼びます。小さいものから特大サイズまで様々なサイズがあります。大きいタイプになりますとプレート部分を大きいリベットで固定されており、まるで和太鼓の鋲のようにも見えます。鍵の開閉具合は「カポッ」です。少し頼りない感じのものが多いです。鍵の仕組みが単純なのでしょう。写真のものはプレート部分にアルファベットでFUKKOと刻印されており、金槌とつるはしのシンボルとともに復興への願いがこめられています。製品としてはちゃちな製品です。まだ十分な環境で製造することができなかったのでしょう、もしかすると戦後に製造された第一号の太鼓錠かもしれません。

Written on 7月 28th, 2012 , 未分類

木製・陶器製のドアノブ。ドアノブといえば真鍮製のものが一般的ですが、時代です。木製です。戦中の品です。金属不足のために考案されたようです。握り玉とプレート部分が木製です。玄関扉などの屋外での使用は劣化が進みそうですが、室内での使用ならば問題ないです。何せ70年以上も前のものでいまだに使えています。仕上げは雑ですが。陶器製のものは金属不足のための代用品ではないと思います。製造地等も不明ですが、外国製のアンティークドアノブ等で陶器製のものはありますのでもしかすると渡来品かもしれません。調査します。

Written on 7月 28th, 2012 , 未分類

MADE IN OCCUPIED JAPANの鍵が入荷しました。1947年ごろから1952年までの約5年間日本で製造され輸出される製品にはこの表示の義務付けがありました。鍵類はいろいろ集めていますがOCCUPIDEの表示付きのものは初めて見ました。この鍵はどこに輸出されようとしていたのでしょうか。赤と緑の二色があります。OCCUPIDE製品はコレクターズアイテムのようです個人的にはあまりコレクションしたいとは思いませんが日本の金物の資料として2個ずつ保存します。
「OCCUPIED JAPAN」決して良い言葉ではありません。しかしこの言葉は歴史を振り返るための契機となるでしょう。刻印やパッケージも見逃せない金物です。

Written on 7月 18th, 2012 , 未分類

 以前のブログで紹介しました。鍵の活版を印刷しました。最近は活版印刷が見直されつつありますね。

私は大先輩の印刷職人と一緒に8時間かけて500枚くらい試し刷りしました。インキの練り、混色、紙の挿入に至まですべて手作業。

長い間使われていなかった印刷機と活版ですが、予想を遥かに超える刷上がりでした。活版によっては調整が難しく上手く刷れないものもありましたが。活版と鍵と印刷物がコンプリートしているのは写真のもののみ。この活版でポストカードやカレンダーを作ろうかと思案中です。

Written on 7月 18th, 2012 , 未分類

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